アイスランド代表を率いたヘイミル・ハルグリムソン監督【写真:Getty Images】
アイスランドサッカー協会(KSI)は17日、同国代表チームのヘイミル・ハルグリムソン監督が退任することを発表した。
「ヘイミル・ハルグリムソンがアイスランド男子代表チームの監督を続投しないことを発表する。2011年の就任以来7年間仕事を続けてきたが、自身の要望により退任する」とKSIは公式ツイッターアカウントで述べている。
現在51歳のハルグリムソン監督は、2011年にアイスランド代表コーチに就任。ラース・ラガーベック監督のアシスタントを務めたあと、2013年からは共同監督となった。EURO2016後にはラガーベック氏は退任し、ハルグリムソン氏が単独で監督を務めることになった。
人口わずか33万人の小国であり、欧州サッカー界でも弱小国だったアイスランドだが、両監督の指揮下で大きく躍進。2014年ワールドカップ欧州予選でのプレーオフ進出に続いて、EURO2016では予選を突破して同国初の主要国際大会出場を果たした。本大会でもグループリーグを突破し、イングランドを倒しての8強進出で旋風を巻き起こした。
ロシアワールドカップ予選でもグループを首位追加し、初の本大会出場。ワールドカップの歴史上でも人口が圧倒的に最少の本大会出場国となった。大会初戦ではFWリオネル・メッシらを擁するアルゼンチンと引き分ける快挙を成し遂げたが、ナイジェリア、クロアチアには敗れてグループリーグ敗退に終わった。
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