鹿島アントラーズのテクニカルディレクター就任が決まったジーコ氏【写真:Getty Images】
J1の鹿島アントラーズは17日、元ブラジル代表のジーコ氏がテクニカルディレクターに就任することが決定したとして発表を行った。
契約期間は今年12月31日まで。ジーコ氏は8月3日に来日し、現場に帯同しながらチーム編成や強化に関するサポートを行うとのことだ。
現在65歳のジーコ氏は現役時代にブラジルを代表するスター選手として活躍。一旦現役を引退したあと、1991年に鹿島の前身である住友金属工業蹴球団に加入した。1993年に開幕したJリーグ黎明期の目玉選手として日本サッカーの発展に大きな貢献を果たした。
1994年に現役を引退したあと、1996年から2002年まで鹿島でテクニカルディレクターを務めた。続いて日本代表監督に就任し、2006年ワールドカップまで4年間サムライブルーを指揮。その後はトルコ、ウズベキスタン、ロシア、ギリシャ、イラク、カタール、インドと世界各地でクラブチームや代表チームの監督を歴任してきた。
ジーコ氏は16年ぶりの鹿島復帰に際し、「とても光栄に思うと同時に、日本滞在中に多くの幸せを与えてくれたクラブへ戻れる喜びでいっぱいです」とクラブ公式サイトでコメント。「すでに素晴らしい取り組みを行っているクラブに対し、自分が手助けできるという自信を持ってアントラーズへ戻りたいと思います。アントラーズのために全身全霊をささげ、一切の妥協はしません」と新たな任務への意気込みを示している。
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