マスクを被った集団【写真:Getty Images】
【フランス 4-2 クロアチア ロシアワールドカップ決勝】
現地時間15日にロシアワールドカップ決勝が行われ、フランス代表はクロアチア代表と対戦し4-2の勝利をおさめた。この結果、フランスは5大会ぶり2度目の優勝。フランス国内でも祝福ムードに包まれたが、これに便乗した騒ぎによって多数の死傷者が発生したと、16日に英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
同紙によると、試合終了のホイッスルと共にアヌシーにある運河に飛び込み首の骨を折って死亡。サン・フェリックスでは車を運転しながら勝利を祝っていた30代の男性が木にぶつかり亡くなっている。また、ナンシーでは3歳の男児と6歳の女児がオートバイに衝突され重傷を負った。オートバイを運転していた人物はその場から立ち去っている。
さらに、フランス優勝に便乗した暴動も発生した。事件が起きたのは、優勝を祝うフランス代表のファンやサポーターが去った後の月曜日の深夜、ファンやサポーターではないマスクを被った過激派集団がパリの街を徘徊し、略奪行為や破壊行為を行なったという。出場した警官隊と衝突し、大規模な暴動に発展した。同様の暴動はマルセイユ、リヨン、ボルドーでも発生し多数の負傷者が発生している。
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