イングランド【写真:Getty Images】
ワールドカップ観戦のためロシアを訪れていた一人のイングランドサポーターが行方不明となる事件が起きていたが、6日後に無事発見された。13日付英紙『ザ・サン』が伝えている。
行方不明となっていたのは60歳前後のダグラス・モレトンさん。先週金曜日の6日にサマラのホテルにいたのを最後に家族らと連絡が取れなくなり、所在不明になっていたという。サマラはその翌日の7日にイングランド代表がスウェーデン代表との準々決勝を戦った場所だった。
ロシア警察当局ではダグラスさんの捜索を行っていたが、行方不明となってから6日後に無事発見。ロシア『タス通信』によれば、モスクワのホテルで泥酔していたところを発見されたとのことだ。警察は、ダグラスさんが何らかの事件の被害に遭った様子はないと発表している。
ダグラスさんは今大会のグループリーグ中にも英国メディアで話題となっていた。グループ第2節のパナマ戦を観戦するためニジニ・ノブゴロドに到着した後、試合のチケットをイングランドの自宅に忘れてきたことに気がついたためだ。SNSやメディアでの呼びかけが功を奏し、無事に代替のチケットを入手して観戦できたようだ。
イングランド代表はスウェーデンに勝利を収めたあと、11日にはモスクワでクロアチアとの準決勝を戦い、敗れる結果に終わった。音信不通となっていたダグラスさんがこの2試合を観戦していたのかどうかは定かではない。
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