乾貴士が都内で行われたベティス入団会見に出席した。背番号は日本代表と同じ「14」に決定【写真:舩木渉】
今季からスペイン1部レアル・ベティスに加入する日本代表FW乾貴士が、12日に都内で入団会見を行った。
乾は「とにかく楽しみでしかないので、楽しんでサッカーをやりながら、その中でヨーロッパリーグもそうですし、リーグでもちょっとでも上に行けるように頑張っていきたい」と意気込みを語っていた。
ベティスはすでにプレシーズンをスタートさせており、ワールドカップに出場したメキシコ代表のアンドレス・グアルダードと乾は今月26日に合流予定となっている。
今月14日にイングランド2部のノッティンガム・フォレストとの練習試合が、ベティスにとって今季最初のプレシーズンマッチとして予定されている。その後、同17日にポルトガル1部のスポルティング・ブラガと練習試合をこなし、チームはドイツ遠征に出発する。
ドイツでは21日に同国4部のロート・ヴァイス・エッセンや、大迫勇也が所属するヴェルダー・ブレーメン、プレミアリーグのハダースフィールドが参加する45分1本勝負のトーナメント式で行われる変則的なカップ戦に挑む。
そして22日にもドイツ2部のボーフム、同1部のボルシアMG、プレミアリーグに昇格したウォルバーハンプトンが出場するカップ戦に出場し、25日には酒井宏樹が所属するマルセイユとのプレシーズンマッチも予定されている。だが、乾はこれらの試合には出場しない予定となっている。
クラブ関係者によれば、休暇を終えた乾はスペインに戻ったチームに26日から合流し、2日間トレーニングに参加したのち、イギリス遠征に帯同する予定。そこでは8月3日にボーンマス、同4日にカーディフ・シティと、ともにプレミアリーグのクラブとプレシーズンマッチで対戦する。
乾にとってのベティスでのデビュー戦は、最速で8月3日のボーンマス戦となりそうだ。リーグ戦の新シーズンの日程は7月23日に発表されるが、例年通りであれば8月3週目か4週目になる。公式戦デビューは8月下旬になるだろう。
なお、ベティスでの背番号「14」は「日本代表で着けていたこともあって乾自身が希望した」と、ベティスのラモン・アラルコンGD(ゼネラルディレクター)が明かした。契約は2018年7月1日からの3年間となっている。昨季までベティスの「14」を着用していたデンマーク代表DFリサ・ドゥルミシはセリエAのラツィオへ移籍したため空き番号になっていた。
(取材・文:舩木渉)
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