延長戦で決勝弾を決めたマリオ・マンジュキッチ【写真:Getty Images】
【クロアチア 2-1 イングランド ロシアワールドカップ準決勝】
現地時間11日に行われたロシアワールドカップ準決勝は、延長戦の末、クロアチアがイングランドに2-1で勝利した。
前日の準決勝もう1試合でフランスの決勝進出が決まったロシアワールドカップ。ファイナリストのもう1枠を争うクロアチア対イングランドは、立ち上がりに動いた。
開始5分、ゴールほぼ正面でFKを得たイングランドは、トリッピアーが直接シュート。ゴール右上に決めて、リードを奪う。
1点を追う展開になったクロアチアは、2試合続けてPK戦まで戦った疲れがあるのか、なかなかペースが上がらない。イングランドが守備を優先に構えたこともあって、大きなチャンスはつくれなかった。
後半になっても展開に大きな変化はなし。それでも65分、ペリシッチがフリーでシュートを放つ好機を迎えると、これはDFにブロックされるが、流れは傾き始める。
68分、クロアチアは右サイドからヴルサリコが早めにクロスを入れると、ファーサイドのペリシッチが中に入ってきて足で飛び込みゴール。1-1に追いついた。
さらに72分にはペリシッチのシュートがポストに当たり、逆転まであと一歩のところに迫る。
だが、得点には至らず、試合は延長戦へ。クロアチアは3試合連続で120分を戦うことになった。
4つの交代枠を全て残して延長戦に入ったクロアチアは、延長後半に逆転弾を決める。109分、左サイドで高く浮いたボールをペリシッチが競り勝ってゴール前に送ると、マンジュキッチが一瞬の隙を突いて抜け出して左足でゴール。2-1とした。
追いかけるイングランドは前に出るが、115分にはトリッピアーが負傷。交代枠を使い切っているため、10人での戦いを余儀なくされる。
試合は2-1でクロアチアが勝利。初の決勝進出を決めた。
決勝進出を逃したイングランドは、14日の3位決定戦でベルギーと対戦する。ファイナルに進んだクロアチアは、15日に世界一の座を懸けてフランスと対戦だ。
【得点者】
5分 0-1 トリッピアー(イングランド)
68分 1-1 ペリシッチ(クロアチア)
109分 2-1 マンジュキッチ(クロアチア)
【了】