ベルギー代表のエデン・アザール【写真:Getty Images】
【フランス 1-0 ベルギー ロシアワールドカップ準決勝】
ロシアワールドカップ準決勝の試合が現地時間10日に行われ、フランス代表とベルギー代表が対戦。1-0の勝利を収めたフランスが決勝進出を決めた。
今大会を通して強烈な破壊力を披露してきたベルギーだが、フランスには完封されて沈黙。一方のフランスも強力アタッカー陣にゴールは生まれなかったが、セットプレーからDFサミュエル・ウンティティが奪った1点で勝利を収めた。
ベルギーの中心選手であるMFエデン・アザールは、フランスの戦いぶりに対して苦言を呈し、結果への不満をあらわにしている。試合後のコメントをベルギー紙『デルニエール・ウール』などが伝えた。
「フランスのFWたちはずっとゴールから30メートルは離れていた。(所属クラブの)チェルシーでは経験したこともないようなことだ」とアザール。「ブラジルに負ける方が良かった。ブラジルはサッカーをプレーしようとしてくるチームだった。フランスは違う」と、準々決勝で破った相手を引き合いに出してフランスを批判した。
「フランスはずっと同じ戦いをしていた。守ってばかりだ。だがそれが機能した」とアザールは守備的な戦い方を非難し、「ああいうフランス(の戦い方)で勝つよりも、こういうベルギーで負ける方がいい」と語った。
だが決勝には辿り着けなかったとはいえ、32年ぶりの4強進出という結果を残したチームには「強く誇りを感じる」と胸を張る。「ベルギーに何ができるかを見せられた。このチームのキャプテンとして満足すべきだ」と今大会を総括している。
【了】