ルイス・エンリケ氏がスペイン代表の新監督に就任【写真:Getty Images】
スペインサッカー連盟(RFEF)は9日、同国代表の新監督にルイス・エンリケ氏が就任することを発表した。
ロシアワールドカップの開幕前日にフレン・ロペテギ監督を解任していたスペイン代表は、その後ベスト16で敗退。急きょ指揮を執ったフェルナンド・イエロ監督も敗退後に辞任を表明していた。
RFEFのルイス・ルビアレス会長は記者会見に臨み「この決定は満場一致だった」とルイス・エンリケ監督の就任を歓迎。さらに「この監督はスポーツマネジメントの基準で、全ての能力を満たしている」と、バルセロナをチャンピオンズリーグ制覇に導いたこともある新指揮官の手腕に期待を寄せた。
現役時代にスペイン代表として62キャップを記録したルイス・エンリケ監督は、1994年のアメリカ大会から2002年の日韓大会まで、ワールドカップに3大会連続で出場した。1992年のバルセロナ五輪での金メダル獲得や、1996年のEURO出場という実績も持つ。
指導者としてはバルセロナB、ローマ、セルタ、バルセロナの監督を歴任し、ラ・リーガ優勝2回、コパ・デル・レイ優勝2回、チャンピオンズリーグ制覇1回、FIFAクラブワールドカップ優勝1回など数々のタイトルを獲得している。
なお、ルイス・エンリケ監督とRFEFとの契約期間はEURO2020終了後までの2年間で、スペイン代表の新たな組織構成は来週改めて発表される予定となっている。
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