ベルギー戦のコーチを務めるティエリ・アンリ氏【写真:Getty Images】
ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督は同国のアシスタントコーチを務める元フランス代表のFWティエリ・アンリコーチを称賛している。
マルティネス監督は独誌『キッカー』でアンリコーチについて「1998年にはワールドカップ(W杯)を、2009年にはチャンピオンズリーグなど大舞台での優勝を経験している。彼は大きな大会で選手達のプレッシャーがどのくらい大きなものなのか知っている」とかつてバルセロナやフランス代表で栄光を勝ち取ってきた経験を高く評価している。
現在40歳のアンリコーチのベルギー代表での役割は主にアタッカーのトレーニングとセットプレーの担当だ。そんなアンリコーチについてミチ・バチュアイは「上達するために多くのアドバイスをいつもくれる」と評価し、グループリーグのイングランド戦でゴールを決めたアドナン・ヤヌザイも「彼の指導はとても詳細で分かりやすい」と話すなど選手への信頼も厚い。
ベルギーは10日に行われる準決勝の対フランス戦にはこれまでW杯で2回戦い2敗と勝利がない。果たして戦術家として知られるマルティネス監督と世界レベルを知るアンリコーチのコンビが同国を初のW杯決勝進出へ導くことが出来るのだろうか。
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