ブラジル代表のネイマール【写真:Getty Images】
あまりにも大げさに痛がる素振りに、“演技”ばかりで見苦しいと批判されているブラジル代表のネイマール。しかし、元ブラジル代表のロナウド氏は批判するのはナンセンスであると語っている。4日に米メディア『ESPN』が報じた。
ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦でブラジル代表はメキシコ代表と対戦。試合開始して73分、タッチライン際でファールを受けたネイマールは自軍のベンチ前でうずくまってしまう。ここでメキシコのミゲル・ラユンがネイマールからボールを奪おうと近寄った際、ネイマールの足首を踏みつけてしまった。
この行為に対しネイマールは頭を抱えながら痛がる仕草を見せ一時プレーが中断したものの、数分後にネイマールは何事もなかったかのようにピッチに戻りプレーを再開している。試合後、ゼ・ロベルト氏は「彼は骨折したかのように痛がっていた。このような姿をブラジル国民は見たくなかった」と苦言。他にも、様々な人々から過剰な演技であると批判されている。
しかし、ロナウド氏は「解釈の仕方はいろいろあると思う。だが、私は全ての意見に反対だ。彼は動きという部分で知的な選手であり、タックルから身を守るためにそうしている。私も様々な人にタックルされたが、不公平感を感じたよ。批判はナンセンスで、ニュースや新聞はただ言いたいだけなのだろう」と語り、ネイマールの行動に理解を示している。事実、ネイマールは今大会で多くのファールを受けており、厳しいチャージに苦しんでいた。
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