ディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】
【コロンビア 1-1(PK3-4) イングランド ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
現地時間3日にロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦が行われ、コロンビア代表はイングランド代表と対戦しPK戦の末に敗れた。ディエゴ・マラドーナ氏が、この試合を裁いたアメリカ人主審のマーク・ガイガー氏に不満を抱いていると、4日に米メディア『ESPN』が報じている。
マラドーナ氏が指摘しているのは57分のシーン。ペナルティーエリア内での競り合いの中で、コロンビアのカルロス・サンチェスがイングランドのハリー・ケインを倒し、イングランドにPKが与えられた場面だ。同氏は「本当はPKではなく、ハリー・ケインのファールだった。なんでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を使用しなかったんだ?」と疑問を投げかけている。
この場面で得たPKをケインが決めてイングランドが先制。ただ、終了間際にコロンビアが追いつき延長戦まで突入していた。最終的にPK戦で決着がつき、イングランドのベスト8進出が決まっている。
マラドーナ氏は「コロンビア人が気の毒に思う。レフェリーを選べないので、選手たちに責任はない。審判はピエルルイジ・コッリーナ氏によって選ばれるんだ」とも語っていた。日本戦に続くPK献上だっただけにカルロス・サンチェスに対する批判は高まっている。再び殺害予告をされたほどだ。“誤審”だったとすれば、カルロス・サンチェスにとっては不運な一試合に…。
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