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早期敗退のスペイン、守護神が不名誉記録。最近4大会で「セーブ率ワースト」【ロシアW杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

ダビド・デ・ヘア
スペイン代表のダビド・デ・ヘア【写真:Getty Images】

 ロシアワールドカップに出場したスペイン代表のGKダビド・デ・ヘアは、今大会で打たれたシュートに対するセーブ率が、2006年以降のワールドカップ4大会に出場した110人のGKの中でダントツのワースト1位だったという。4日付スペイン紙『アス』が伝えている。

 優勝候補の一角に挙げられながらも、大会初戦の2日目に監督を交代するという激動に見舞われたスペイン。それでもグループリーグを首位で通過したが、決勝トーナメント1回戦では開催国ロシアに予想外の敗戦を喫して大会を終えた。

 守護神のデ・ヘアにとっては、「忘れたいワールドカップ」だったと評されている。デ・ヘアは今大会でPK戦も含めて12本の枠内シュートを打たれたが、セーブできたのはそのうちわずか1本であり、11本を決められてしまった。

 PK戦を別としても、デ・ヘアは7本のシュートのうち6本を決められており、セーブ率は14.2%。『アス』の集計したデータによれば、2006年以降の大会で3試合以上に出場した110人のGKの中でワースト記録だった。

 デ・ヘアに次いでセーブ率が低かったのは2006年大会のケイシー・ケラー(アメリカ)だが、それでも40%。今大会のハイメ・ペネド(パナマ)とウーゴ・ロリス(フランス)、前回大会のジュリオ・セーザル(ブラジル)も40%あまりで「ワースト5」に名を連ねているが、デ・ヘアのセーブ率はそれらの選手たちとも比べ物にならないほど低かったということになる。

 所属するマンチェスター・ユナイテッドでのデ・ヘアのセーブ率も紹介されているが、過去5シーズンはいずれも70%前後の高確率を維持。直近の2017/18シーズンは実に81.1%の高いセーブ率を誇ったが、ロシアでその力を発揮することはできなかった。

【了】

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