ベルギー、日本戦で弱点露呈?【写真:Getty Images】
【ベルギー 3-2 日本 ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦の試合が現地時間2日に行われ、ベルギー代表と日本代表が対戦。3-2の勝利を収めたベルギーが準々決勝進出を決めた。
日本代表は後半立ち上がりに原口元気と乾貴士が立て続けにゴールを決めて2点を先行。だがベルギーもさすがの実力を発揮し、ヤン・ヴェルトンゲンとマルアン・フェライニのゴールで追いつく。最後は後半アディショナルタイムにカウンターからナセル・シャドリが決勝点を奪って勝負に終止符を打った。
グループリーグで全チーム中最多の9ゴールを記録していたベルギーは、最終的には日本戦でもその破壊力を見せつけた。しかし課題であるディフェンス面は改めて問題を露呈したとして、各国メディアで今後に向けた不安要素だと指摘されている。
英メディア『ITV』は、ベルギーが日本戦も含めてワールドカップの決勝トーナメントで12試合連続の計28失点を喫しているというデータを紹介。「勝ち進みたいのであれば守備に取り組む必要があるだろう」として、準々決勝のブラジル戦では苦戦が予想されるという見通しを述べている。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ベルギーの「守備は悪夢」と表現。「ネイマールやコウチーニョやガブリエウ・ジェズスらのいるブラジルに対して、適切な選手交代や(エデン・)アザールの活躍だけで十分だろうか?」と警鐘を鳴らした。
英紙『インディペンデント』は、ロベルト・マルティネス監督の採用する3バックが「リスキー」だと指摘。両サイドのトーマス・ムニエとヤニック・カラスコの裏を突かせる日本の戦いが「見事に効果的だった」として、「ネイマールやウィリアンのブラジルはさらなる被害をもたらすのではないか」と予測している。
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