ブラジルに及ばず16強敗退。カルロス・サルセドらメキシコの多くの選手はピッチに座り込んだ【写真:Getty Images】
【ブラジル 2-0 メキシコ ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
メキシコ代表は現地時間2日、ロシアワールドカップの決勝トーナメント1回戦でブラジル代表に0-2で敗れてベスト16での敗退が決まった。
これで1994年のアメリカワールドカップから、7大会連続でのベスト16敗退。メキシコはまたも壁を越えられなかった。今大会はグループリーグ初戦でドイツを破るなど期待は大きかったが、圧倒的な強さを見せつけたブラジルに屈している。
メキシコにとってベスト16は20年以上にわたって鬼門となっている。1994年アメリカ大会の決勝トーナメント1回戦ではブルガリアと対戦し1-1でPK戦に持ち込むも、一歩及ばず。
その後は1998年のフランス大会でドイツに1-2、2002年の日韓大会でアメリカに0-2、2006年のドイツ大会でアルゼンチンに1-2、2010年の南アフリカ大会では再びアルゼンチンと激突して1-3、2014年のブラジル大会ではオランダに1-2と、毎回決勝トーナメント1回戦で散っていった。
今大会こそはベスト16の壁を越えられるかと見られたが、決勝トーナメント1回戦の対戦相手は最強の優勝候補との呼び声高いブラジルだった。前半こそ主導権を握りかけたものの、後半にギアを上げた相手についていけなかった。
メキシコにとってワールドカップでの最高成績は、自国開催だった1970年と1986年大会のベスト8である。4年後のカタール大会では今度こそベスト16の壁を越え、9大会ぶりのベスト8進出を果たせるだろうか。
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