ネイマールが覚醒。自らゴールを奪い、追加点のきっかけも作った【写真:Getty Images】
【ブラジル 2-0 メキシコ ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
現地時間2日、ロシアワールドカップの決勝トーナメント1回戦が行われ、ブラジル代表とメキシコ代表が対戦した。
ネイマールやコウチーニョら主力をずらりと揃えたブラジルだったが、序盤はメキシコに主導権を握られてしまう。前半は終盤にようやくエンジンがかかり始めたような印象だったが、メキシコが良い流れのまま0-0で終えた。
ところが後半に入るとブラジルの選手たちは別人のようだった。51分、ペナルティエリア手前からネイマールがヒールパスを出し、左でウィリアンが受ける。アフロ頭の19番はワンタッチでDFを1人かわし、折り返しにネイマールが足を出して合わせた。これでブラジルが待望の先制点を奪う。
前線のアタッカーたちの個人能力が光るブラジルは、メキシコの反撃に前に守備陣も粘り強く奮闘。そして終盤に決定的な追加点を奪った。88分、自ら仕掛けたネイマールが相手ペナルティエリア内まで侵入してシューとを放つ。
好セーブを連発していたメキシコのGKオチョアは足でそれを止めたが、こぼれ球に途中出場のロベルト・フィルミーノが詰め、ブラジルがリードを2点に広げた。
攻守に横綱相撲でメキシコに違いを見せつけたブラジルは、無失点で逃げきり2-0で勝利。“下克上”を許さず7大会連続の準々決勝進出を決めた。他会場の結果しだいで、次はベルギーと日本のどちらかと対戦することになる。
【得点者】
51分 1-0 ネイマール(ブラジル)
88分 2-0 R・フィルミーノ(ブラジル)
【了】