日本代表【写真:Getty Images】
日本代表は、現地時間2日に行われるロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦する。日本にとって初となるワールドカップ準々決勝進出を成し遂げることができるだろうか。
決勝トーナメント1回戦は1日までに全8試合のうち半分の4試合を終えている。ここまでに準々決勝進出を決めた4チームには、ある共通点がある。いずれもグループリーグで、2試合を終えた時点で決勝トーナメント進出を決めていたことだ。
準々決勝へ進んだフランス、ウルグアイ、ロシア、クロアチアはいずれもグループリーグで2連勝スタートを切り、最終節を待たずに突破を決めた。その4チームに敗れたアルゼンチン、ポルトガル、スペイン、デンマークは全て最終節で突破を決めたチームだった。
日本代表にとっては不安なデータと言えるかもしれない。西野ジャパンは最終節のポーランド戦を終えるまで決勝トーナメント進出を決められず、薄氷の突破だった。対するベルギーは2連勝で1試合を残して突破を決めていた。
早々と突破を決められるチームにはそれだけの力があると考えれば決勝トーナメントでも勝率が高いのは当然と言えるかもしれないが、“消化試合”となったグループ最終節で一部メンバーを休ませられたことや、早い段階から決勝トーナメントを見据えた準備に着手できたことも無関係ではないだろう。
実際にベルギーも、グループ最終節のイングランド戦ではそれまでの2試合から先発9人を入れ替えていた。日本代表にとっては厳しい戦いとなることが予想されるが、どのような戦いを見せてくれるのだろうか。
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