スペイン代表のジェラール・ピケ【写真:Getty Images】
【スペイン 1-1(PK3-4) ロシア ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦の試合が現地時間1日に行われ、スペイン代表とロシア代表が対戦。1-1で90分間と延長戦を終え、PK戦4-3でロシアが準々決勝進出を果たした。
日本のヴィッセル神戸への移籍が決まっているMFアンドレス・イニエスタは、試合終了後にスペイン代表からの引退を表明した。また、すでに引退を表明していたDFジェラール・ピケにとっても代表での最後の試合となった。
ピケは2016年10月に行われたアルバニア戦の終了後に、ロシアワールドカップを最後にスペイン代表を引退することを表明。代表ユニフォームの袖口にスペイン国旗の色をあしらった模様が入っていた部分を、カタルーニャ独立に賛同するピケが意図的にカットしたのではないかと疑われた騒動に嫌気が差したことが引退決断のきっかけとなった。
そのピケはロシア戦では、エリア内でのハンドにより相手の同点ゴールに繋がるPKを与えてしまった。スペイン代表として通算102試合に出場し、2010年ワールドカップやEURO2012の優勝に貢献する輝かしいキャリアを歩んできたが、最後は寂しい去り際となった。
ピケとイニエスタの他にも、ロシア戦がスペイン代表での最後の試合となった選手はいるかもしれない。35歳のGKホセ・マヌエル・レイナや、32歳のMFダビド・シルバらは今大会限りで代表でのプレーを終える可能性があるとみられている。
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