ロシア代表に敗れたスペイン代表【写真:Getty Images】
【スペイン 1-1(PK3-4) ロシア ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦の試合が現地時間1日に行われ、スペイン代表とロシア代表が対戦。1-1で90分間と延長戦を終え、PK戦4-3でロシアが準々決勝進出を果たした。
戦前の予想ではスペインの圧倒的優位。実際に国際サッカー連盟(FIFA)の公式スタッツでも、データの上ではスペインが試合を支配していたことが表れている。
ボール保持率はロシアの25%に対してスペインは75%。ロシアが284本のパスを出して204本成功(成功率72%)だったのに対し、スペインは1137本ものパスを出し、そのうち1031本を成功させている(成功率91%)。パス成功数は実にロシアの5倍以上だ。
シュート数でもスペインは25本対6本とロシアを圧倒。スペインが9本のシュートを枠内に飛ばしたのに対し、ロシアはわずか1本だった。41分にFWアルテム・ジューバが決めた同点ゴールが唯一の枠内シュートだったということになる。
だがタックル数7対16、ブロック数2対10、クリア数9対47という数字が示すように、ロシアはスペインの攻撃を跳ね返し続けた。その結果として120分間を1-1のタイスコアで終え、PK戦というフィフティフィフティの勝負に持ち込むことに成功している。
【了】