イングランドは52年ぶり決勝進出のチャンス?【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップ決勝トーナメントは現地時間1日までに8試合中4試合が終了した。優勝候補チームが敗れる波乱も起きている。
1日の試合では、2010年大会王者であるスペインがロシアと対戦。優勝候補の一角に挙げられていたスペインに対して開催国が意地を見せ、1-1の同点からPK戦を制して勝ち進むことに成功した。
グループリーグを終えた時点で、スペインは決勝トーナメントの組み合わせに恵まれたと言われていた。優勝経験国や優勝候補国の多くが反対側の「左の山」に入ったことで、「右の山」ではスペインの決勝進出に大きなチャンスがあると予想されていたが、まさかの早期敗退に終わった。
1日に行われたもう1試合ではクロアチアがデンマークを下した。この結果、「右の山」に残った6チームのうち優勝経験国はイングランドのみ、決勝に進んだことがあるチームは他にスウェーデンのみということになった。残りのロシア、クロアチア、スイス、コロンビアが決勝に進んだとすれば初となる。
イングランドとスウェーデンは決勝に進んだ経験があるとはいえ、前者は1966年大会、後者は1958年大会と、いずれも50年以上昔のこと。トーナメントのこちら側からは、少なくとも52年ぶりという近年では見慣れない決勝進出チームが生まれることが確定した。
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