今夏からヴィッセル神戸でプレーするアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦が現地時間1日に行われ、スペイン代表は対ロシア代表にPK戦の末に敗れた。
ベンチスタートとなったアンドレス・イニエスタは、1-1で迎えた67分から登場。際どいコースにパスを入れてリターンを受ける、相手の守備陣の間をスルスルと通過しようとするなど普段どおりのプレーは見せた。85分にはこぼれ球に反応し、右足ボレーを放ったがGKのファインセーブに阻まれた。
試合は延長戦でも決着がつかずPK戦にもつれこんだ。イニエスタは一人目のキッカーとしてきっちりネットを揺らしたが、スペインはベスト8に駒を進めることができなかった。
2010年南アフリカ大会以来の優勝を目指したが、開幕直前の監督交代によりチームは混乱。首位通過を果たしたグループリーグでも苦戦を強いられた。そして、最後は開催国の前に敗れることになった。
2017/18シーズン限りでバルセロナを退団したイニエスタは、今夏からヴィッセル神戸でプレーする。Jリーグデビューはいつになるのかが気になるところだが、リーグの第2登録期間は7月20日以降のため、22日に行われる明治安田生命J1リーグ 第17節・湘南ベルマーレ戦から出場は可能だ。とはいえ、イニエスタはバルセロナでの1シーズンを戦い、ワールドカップに臨んでいる。ベスト16と早々に大会を去ることにはなったが、すぐに来日するかどうかは不明だ。
今は失意の中にいるであろうイニエスタ。しっかりと休養をとり、新たな気持ちで神戸に合流したいところだ。ワールドカップで味わった悔しさを新天地で晴らしてくれれば、Jリーグも盛り上がるだろう。
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