ベルギー代表のエデン・アザール【写真:Getty Images】
ベルギー代表のMFエデン・アザールは、現地時間2日に行われるロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦で対戦する日本を警戒しつつ、今大会に大きな期待を持っていると語った。
下馬評を覆して決勝トーナメントに進んだ日本についてアザールは、「ベスト16まできた技量がある」と評価。「昨年、親善試合で戦ったけど、明日はどちらも全く違う。(日本は)イエローカードの数でベスト16に入ったけど、選手の質は高く、ヨーロッパでプレーしている選手が多い。楽勝とは考えていない」と述べた。
この試合に勝ったチームは準々決勝でブラジルと対戦するものと考えられている。それでもアザールは「日本と対戦する。それで勝てるか分からない。ブラジルが(メキシコに)勝つかも分からない。ブラジルのことは考えていないよ。日本戦を考えている。1試合1試合にフォーカスするだけだ」と、あくまで目の前の試合に集中している様子だ。
現地時間6月30日の決勝トーナメント1回戦で、アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシとポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドが大会から姿を消した。あなたの大会になるのかと問われたベルギーのスターは、「そう期待したいね。僕が輝きたい。なんとか決勝まで進みたい。決勝まで行きたいけど、僕だけではダメ。最後まで分からないね」と、意欲をのぞかせた。
その周囲にも自信を持っており、「今こそ輝くべきとき。チームワークも良いし、個人も良い」と述べている。FWロメル・ルカクとは、「自動的に分かり合える。ルカクがボールを持ったときには、何かを提供することができるね」と良い関係で、「彼がいるのはラッキーだ。数年前は経験が足りなかったかもしれないけど、今は大丈夫。チャンスが3、4つあれば、2つは決められる。守備も上達したと思う」と、エースを称えた。そして、「バチュアイもいるしベンテケもいる。ベルギーは幸運にも優れたストライカーがいるね」と、層の厚さを喜んだ。
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