イブラヒモビッチを欠くPSG
6日、チャンピオンズリーグのベスト16、2ndレグの2試合が行われる。ユベントス対セルティック、パリ・サンジェルマン対バレンシアだ。
ユベントスはアウェイでの1stレグを3-0で快勝した。セルティックは初戦同様捨て身の攻撃をしかけるだろうが、よほどのことがない限り、ユベントスが順当に勝ち抜けるだろう。
もう1試合は、パリ・サンジェルマンがアウェイでバレンシアを2-1で下したため、こちらも圧倒的にホームチームが優位に立っている。勝利、引き分け、そして0-1の敗戦でもアウェイゴールの差でPSGの勝ち抜けとなる。
パリ・サンジェルマンの唯一の懸念材料とすればイブラヒモビッチの欠場だろう。1stレグの後半ロスタイム、必要のないカードをもらい退場。2ndレグはエースを欠いての戦いとなる(イエローカードを消化するための巧妙な手である可能性もなきにしもあらずだが)。
これまでPSGは、“イブラヒモビッチ依存症”と言われるほど彼に頼っていた。行き過ぎた依存ととらえる人もいたが、結果を出していたのは事実。中央でどっしりと構え、わかりやすいターゲットとなっていたイブラがいなくなったチームがどのようなサッカーをするのかは実に興味深い。
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