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読めぬベルギーの先発。DFコンパニ復帰し、万全の状態で日本戦へ【ロシアW杯】

text by 編集部 photo by Editorial Staff

ベルギー代表
ベルギー代表の練習【写真:編集部】

 ベルギー代表は現地時間30日、モスクワ郊外でトレーニングを行った。ベルギーは現地7月2日、ロシアワールドカップ・ベスト16で日本代表と戦う。

 昨日は、28日のイングランド戦に出場していないメンバーを中心にフィジカルトレーニングやボール回しなど軽めの調整を行っていたベルギー。完全非公開ではあったが、すき間からいくらでも見ることができた。コンディション調整であれば「見えてもOK」という判断なのだろう。

 30日は冒頭15分のみ集合。全員集合かと思われたが、イングランド戦に出場していたMFマルアン・フェライニ、DFデドリック・ボヤタの姿はなかった。怪我というわけではなく、コンディションの問題だと思われる。特にボヤタは3試合連続で先発しており、疲労がたまっているのだろう。同じくコンディションが不安視されているDFヴァンサン・コンパニは通常通り練習を行っていた。

 この日はビブスでチームを2つに分け、ゲーム形式の練習を行っていると見られる。ピッチからは笑い声が絶えず、どこまで日本対策を落とし込んでいるかは不明。

 読めないのは先発メンバーだ。基本的には1トップにFWロメル・ルカク、その下にFWエデン・アザールとFWドリース・メルテンスが構えるが、主力組にはFWミチ・バチュアイの姿も。バチュアイを起用する場合、ルカクとの2トップになるのが有力だが、ロベルト・マルティネス監督は最後までトレーニングの様子を見て決断するようだ。

 また、3戦連続で先発したボヤタが不在のため、彼に代わってDFリーダーのコンパニが満を持して出場する可能性が出てきた。コンパニは6月2日のポルトガル戦で負傷。イングランド戦で後半途中から出場したのみで、これまであまり出番がなかった。

 MFケビン・デブルイネ、MFアクセル・ヴィツェルらレギュラー格はこの日も元気な姿を見せていた。日本戦への出場は問題ないだろう。

 読めないベルギー代表だが準備が万全であることはたしかだ。明日にも決戦の地ロストフへ移動し、2日、日本代表とベスト8を懸けて戦う。

(取材・文:植田路生【モスクワ】)

【了】

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