残ったアジア、消えたアフリカ【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップの決勝トーナメント進出チームが決定した。今大会では、アフリカ勢が全てグループリーグで姿を消している。
アフリカ大陸からは今回、モロッコ、ナイジェリア、エジプト、チュニジア、セネガルの5チームが出場した。だが、その全てがベスト16に届いていない。
アジアも全滅の危険があったが、日本が唯一決勝トーナメントに進んでいる。韓国、イラン、サウジアラビア、オーストラリアはそれぞれグループリーグで敗退だ。
アフリカ、アジアよりも出場枠が少ない北中米カリブ海地区では、初戦でドイツを下したメキシコのみが突破。コスタリカとパナマは上位2チームに入れなかった。
アフリカ、アジアと同じく5ヶ国が出場している南米の国では、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビアが突破。9大会ぶりの出場となったペルーのみが敗退となっている。
開催国のロシアを含めて最多14ヶ国が出場している欧州勢は10ヶ国が生き残った。敗退したのは前回王者のドイツのほか、セルビア、ポーランド、アイスランドだ。
アジア勢のグループリーグ突破は2大会ぶりで、日本の決勝トーナメント進出はポジティブな波乱。一方で2大会連続でベスト8に1チームを送り込んでいたアフリカ勢が全て姿を消したことは、ネガティブな波乱と言えそうだ。
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