ポーランド攻略の答えは…
ーーここまでの2試合、日本代表をどう見ていますか?
「セネガル戦はコロンビア戦以上に内容がよかった。セネガルに2度追いついてからも、日本代表が攻め続けたのはブレない自信の表れだろう。技術とスピードを生かして勝ちにいく姿勢は、ドイツを破った韓国代表と同様に世界のファンを魅了しているよ」
ーーこの飛躍の要因はどんなところにあると思いますか?
「日本特有のパスサッカーに、海外組が見せる欧州スタイルのタフなサッカーが融合できているね。ポジティブ・トランジション(守備から攻撃への切り替え)の速さも、微力ながら私たち(ハリルホジッチ体制)が日本サッカーにもたらしたものだと信じたい。何より、ウィンガーの乾(貴士)が逆足から中へ切り込むパターンは効いているね」
ーー最終戦の相手はポーランドです。どのようなプランで臨むべきでしょうか?
「3戦目となり、スタメンの11人は体力的に少し苦戦するかもしれない。34歳の長谷部(誠)を筆頭に、平均年齢28.3歳の日本代表なだけに、ターンオーバーをしたいところだが、大一番なので西野(朗)監督はきっと同じスタメンでいくだろうね。ただし、90分間は持たないと思うので、交代枠をあらかじめ想定しておくべきだろう。香川(真司)を本田(圭佑)、原口(元気)を武藤。スタートから代えるのなら、私はこの選択をするよ」
ーーポーランドのエースはロベルト・レバンドフスキです。世界屈指のストライカーですが、どのように対応すべきでしょうか?
「理論上、レバンドフスキは組織力で止めるべき。しかし、ポーランドは2軍を投入するかもしれない。それでも、彼らはプレー時間に飢えているから、タフな戦いになると思う。一方、日本がここまでと同じサッカーをすれば、よほどのことがない限り、負けないだろう」
ーーポーランドは高さと強さのあるチームです。それを崩すにはどのように戦うべきでしょうか?
「答えは…動きのあるサッカーだ!」
(取材:フローラン・ダバディ、構成:編集部)
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