日本代表の長友佑都【写真:Getty Images】
日本代表は27日、ロシアワールドカップ・グループリーグ第3節のポーランド戦に向けて前日練習を行った。
ここまでファン・クアドラード、イスマイラ・サールなどといった難敵とマッチアップしてきた長友佑都。間近に迫ったポーランド戦でも、ウカシュ・ピシュチェク、ヤクブ・ブワシュチコフスキといった曲者と対峙する可能性が高い。前者は果敢な攻撃参加が特徴、後者は緩急をつけたドリブルが最大の魅力である。
「もちろんスピードもあってね、やっぱりビッグクラブでやってるだけあって技術もあるし、経験もある選手なので。ただ、コロンビア戦でクアドラードとやったように、相手のクオリティ、スピードがすごい高いレベルになってもしっかりと連動して守れている部分もあって、やることは変わらないかなと思います」と話す長友。自信に満ち溢れている。
またアルカディウシュ・ミリク、ピオトル・ジエリンスキ、カロル・リネッテといった攻撃の中心となる選手は、セリエAで活躍している。そのため、昨季冬までインテルでプレーしていた長友は、もちろんこれらの選手の情報をチームに共有している。
「もちろん僕もセリエAで戦ってきて、彼らの特徴っていうのは分かってる部分があるので、みんなで話してますし、共有してるので。特にセリエAで戦ってる選手には活躍してほしくないっていう、なんでか分かんないけどそういう気持ちがあって、彼らに気持ちよくさせないようにだけはちゃんとマッチアップする選手には話してます」と意気込んでいる。
決勝トーナメント進出が近づいている日本代表。ポーランドに引き分け以上の結果を残し、突破を果たした場合、イングランドかベルギーと対戦することになる。どちらも世界を代表する強豪チームだが「どっちとも強いんでね、自分にとってはもうワクワクするシチュエーションですよね。より強いチームに来てほしいかなっていうのは僕は正直、思ってますけど」と長友は物怖じしていない。
長友のこうした強い気持ちが、日本を悲願のベスト8へと導くのだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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