香川真司【写真:Getty Images】
日本代表は27日、ロシアワールドカップ・グループリーグ第3節のポーランド戦に向けて前日練習を行った。
香川真司はドイツ代表のグループリーグ敗退について聞かれると「マルコ(・ロイス)もいるので非常に楽しみにしていた。彼もずっと怪我していて、苦労していたのを僕自身も少なからず見ていたので」とドルトムントでチームメイトのロイスについて語った。
そして「もっと勝ち上がってほしかったけど、これがやはりワールドカップというか、難しさなのかなと」と話している。
ドイツ対韓国の一戦は後半アディショナルタイムに入った92分、左CKからのこぼれ球をキム・ヨングォンが決めて韓国が先制。さらに、GKノイアーを前線に上げたドイツを尻目にカウンターを発動するとソン・フンミンが無人のゴールに流し込み、韓国が番狂わせを起こした。
韓国の戦いぶりについて香川は「少なからず僕らも刺激受けた」と言う。そして、日本の10番は自分たちの試合に目を向ける。
「ポーランドは確実にプライド持って戦ってくる。彼らも失うものがないので、よりアグレッシブに自分たちのサッカーを仕掛けてくると思う。これを最後に引退する選手も数名いるって聞いているので、いろんなモチベーションを作り出して戦ってくるし、難しい試合になると思う」
西野朗監督はポーランド戦に向けて「人もボールも動く、日本らしいクイックネスを持ってゴールに向かっていきたい」と述べたが、香川も同じ気持ちのようだ。
「1試合目、2試合目とチームとしての完成度は高くなっていると感じる。いい戦いを見せたいし、その感覚、手ごたえ、自信はすごくみんなが手にできているんじゃないかと。それをそのまま、明日はぶつけるだけ。恐れることはないので、ただただ明日の試合に勝つってことを信じ切ってやりたい」
ドイツのグループリーグ敗退と韓国のジャイアントキリングを目の当たりにした香川は、ポーランドとの一戦に向け集中力を高めている。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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