スペイン代表【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップは現地時間25日にグループリーグB組最終節の試合が行われ、スペイン代表とポルトガル代表が決勝トーナメント進出を決めた。ベスト16での対戦相手も、それぞれロシアとウルグアイに決定している。
最終節の試合ではスペインはモロッコと、ポルトガルはイランと対戦し、ともにドローに終わった。両チームは勝ち点5、得失点差プラス1で並んだが、総得点で1点上回ったスペインが首位通過となっている。
グループリーグの全日程が終了したのはまだA組とB組のみであり、その他の6グループの順位は未確定。だがこのまま順当に他グループの最終節が終了した場合、スペインは決勝トーナメントで「楽な山」に入ることができるとして、スペインメディアは楽観的な見通しを示している。
残りの6グループがもし現在の順位のまま終了したとすれば、スペインとともに優勝候補と言われていたフランス(C組1位)やブラジル(E組1位)、ドイツ(F組2位)、イングランド(G組1位)などは全てスペインと反対側の山に入る。アルゼンチンがこのままの順位なら敗退となることも含めて、スペインは他の優勝経験国とは決勝まで対戦しないという組み合わせになる。
スペイン『アス』紙では「優勝回数合計15回との対戦を回避」と伝えている。ブラジル(優勝5回)、ドイツ(4回)、ウルグアイ(2回)、アルゼンチン(2回)、イングランド(1回)、フランス(1回)と、スペイン以外の全ての優勝経験国と決勝まで対戦しないことが見込まれている。
他のグループが全てこのまま波乱なく終了するとは限らないが、モロッコ戦の後半アディショナルタイムに同点に追いついての首位通過によって、スペインの決勝までの道のりは非常に楽になったのかもしれない。
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