韓国代表DFチャン・ヒョンスはメキシコ戦に敗れた責任を問われている【写真:Getty Images】
現地時間23日に行われたロシアワールドカップのグループステージ第2節で、韓国代表はメキシコ代表に1-2で敗れた。これで初戦スウェーデン戦に続く連敗となっている。
ただ、直後の試合でドイツ代表がスウェーデン代表に2-1で劇的な勝利を収めたため、首の皮1枚で繋がった。グループリーグ最終戦でスウェーデン代表がメキシコ代表に敗れ、韓国代表はドイツ代表に勝利したうえで、メキシコ以外の国を得失点差で上回れば、逆転で決勝トーナメントに進出することができる。
とはいえメキシコ戦の敗戦の責任を問われている選手もいる。それは前半にPKを献上して失点の要因を作った韓国のDFチャン・ヒョンスだ。相手MFアンドレス・グアルダードのクロスに対し無謀なタックルで応じ、ペナルティエリア内でハンドを犯してしまった。
韓国にとってはスウェーデン戦から2試合連続となるPK献上。韓国『KBS』で解説を務めた元同国代表DFイ・ヨンピョ氏は「あの場面はタックルなしでも止められたはずだ。タックルといのは確実にボールに触れる場合のみ繰り出すもの。彼の判断は尊重するが、サッカーの基本ではタックルすべきでない場面だった」とチャン・ヒョンスの責任を厳しく追及した。
また、チャン・ヒョンスは66分のハビエル・エルナンデスのゴールの場面でも、タックルをいとも簡単にかわされてしまっていた。『朝鮮日報』はこのプレーについても「してはいけない場面で無謀なタックルを試みた」とFC東京に所属するセンターバックのミスを指摘していた。
グループリーグ最終戦の対戦相手はドイツ代表。スウェーデン戦に後半アディショナルタイムの劇的なゴールで勝利した前回大会王者が、決勝トーナメント進出のために全力で襲いかかってくる。韓国にとっては3戦全敗でロシアを去る最悪のシナリオが現実味を帯びてきた。
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