アリウ・シセ監督【写真:Getty Images】
セネガル代表は現地時間23日、エカテリンブルクにおいてロシアワールドカップ第2戦・日本代表戦に向けての前日会見に出席した。
アリウ・シセ監督は、セネガルが初めてワールドカップに出場した2002年日韓大会のときのキャプテンだ。母国の英雄でもある指揮官は「少なくとも02年と同じくらいの成績を収めたい」と意欲を口にした。当時と現在の代表チームについて「両方とも能力がある。02年も素晴らしかったし、今も素晴らしい」と甲乙つけがたい様子だ。
それでも、極東で行われた祭典でセネガルはベスト8に進出している。当時を越えるには「勝たないといけない」とシセ監督へ決意を述べた。
今回の日本戦に向けて「我々は計画を明かすことをしません。試合になったらどんな先発かわかる」とし、「23人全員に先発の可能性があり、4-3-3も4-4-2もありえる」と手の内は一切漏らさず、様々な選択肢があることを強調した。
日本の西野朗監督はセネガルを規律あるチームと評した。だが、シセ監督は「アフリカのチームは規律があると思う」と他のアフリカの国々について言及した。
「欧州や日本のほうが規律がある、とは言えない。サッカーには規律が必要。トレーニングでも指示を守ってくれる。一緒に訓練することが大事だ」
今大会で「歴史を作りたい」と述べるシセ監督。自らが主将として成し遂げたワールドカップベスト8という記録に近づくためにも、日本戦の勝利は必須だ。
(取材:植田路生、文・構成:編集部)
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