メキシコ代表で50得点記録のハビエル・エルナンデス【写真:Getty Images】
【韓国 1-2 メキシコ ロシアワールドカップ・グループリーグF組第2節】
現地時間23日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグF組第2節のメキシコ対韓国は、2-1でメキシコが勝利を収めた。
初戦でスウェーデンに敗れて崖っぷちの韓国と、前回王者のドイツを下す最高のスタートを切ったメキシコの対決。韓国は立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せ、エースのソン・フンミンを中心に先制点を目指していく。
しかし、ドイツを破ったメキシコは乱れない。24分、ハビエル・エルナンデスのパスを受けたグアルダードがペナルティエリア左からクロスを上げると、韓国はチャン・ヒョンスが手でブロックする形となってPK。これをベラが冷静に決めて1-0となる。
後半に入ってチャンスをつくり出した韓国は、64分に20歳のイ・スンウを投入。勝負を仕掛ける。
だが、その直後にメキシコのカウンターがさく裂した。66分、ボールを奪って速攻を仕掛けると中央のロサーノが左へパス。これを受けたハビエル・エルナンデスはDFを1人かわしてカウンターを完結させた。
焦る韓国に対し、メキシコの時間の使い方は鮮やか。会場からはパスのたびに「オーレ」の声があがり、試合巧者ぶりを見せつけた。
意地を見せたい韓国は後半アディショナルタイム、ソン・フンミンのミドルシュートで1点を返したが、勝ち点獲得には至らず、試合終了を迎えている。
この結果、2連勝のメキシコは決勝トーナメント進出に大きく近づいた。2連敗の韓国は、同日行われる試合でドイツがスウェーデンに勝たなければ、敗退が決定する状況となっている。
【得点者】
26分 0-1 ベラ(メキシコ)
66分 0-2 ハビエル・エルナンデス(メキシコ)
90+3分 1-2 ソン・フンミン(韓国)
【了】