元アルゼンチン代表のオズワルド・アルディレス氏【写真:Getty Images】
元アルゼンチン代表MFで、Jリーグの複数クラブでも監督を務めたオズワルド・アルディレス氏は、ロシアワールドカップを戦っているアルゼンチン代表を「歴史上最悪」と酷評している。
FWリオネル・メッシを擁し、32年ぶりのワールドカップ優勝を目指してロシア大会に臨んだアルゼンチンだが、ここまでは大苦戦。グループリーグ初戦では初出場のアイスランドに勝ち点を献上して引き分けに終わり、第2節はクロアチアに0-3の完敗を喫した。
アルディレス氏は22日にツイッターの公式アカウントでアルゼンチン代表の問題点を詳細に指摘。かつての世界チャンピオンが「アルゼンチンの歴史上最悪の代表チーム」になったと述べている。
アルゼンチンサッカー協会(AFA)からホルヘ・サンパオリ監督、選手たちに至るまであらゆる部分に問題が存在するとアルディレス氏は主張している。サンパオリ監督については、「世界最高の選手を擁しながらも競争力のあるチームを作ることができない」と手厳しく批判した。
サンパオリ監督の戦術について、「メッシにボールを渡して奇跡に期待するのがプランA。プランAが機能しない場合、プランBは存在しない。ましてやC、Dなど」とアルディレス氏。そのメッシ自身も十分な力を発揮できていないとして問題点のひとつに挙げている。
2試合を終えてグループD最下位に沈むアルゼンチンは、現地時間26日に行われるグループ最終節でナイジェリアと対戦。決勝トーナメントへ進むためにはナイジェリアに勝つことはもちろん、もう1試合のアイスランド対クロアチア戦の結果にも助けられる必要がある。
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