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日本代表 6年前

“スーパーサブ”本田圭佑がやるべき仕事。対アフリカ勢への強さと日本代表で唯一持つ老獪さ【ロシアW杯】

日本代表は24日、ロシアワールドカップ・グループリーグH組第2節のセネガル戦に臨む。本田圭佑は、この試合でもベンチスタートとなることが濃厚だが、担うべき役割は存在する。過去2大会連続でアフリカ勢から得点を奪っている背番号4がなすべきこととは?(取材・文:元川悦子【カザン】)

text by 元川悦子 photo by Getty Images

夢のベスト8へ、必勝を期す第2戦

本田圭佑
日本代表の本田圭佑【写真:Getty Images】

 2018年ロシアワールドカップ・グループH突破のかかる24日のセネガル戦(エカテリンブルク)がいよいよ2日後に迫ってきた。

 19日のコロンビア戦(サランスク)翌日から再びカザンで調整を行ってきた日本代表だが、22日午前には出発前最後のベースキャンプ地でのトレーニングを非公開で実施。前日まで右太もも打撲で別メニューが続いていた本田圭佑も合流して、次戦を想定した対策が行われたと見られる。

 西野朗監督が「コロンビア戦のメンバーがベースになる」と語っている通り、スタメンは大きくは変わらないはず。守備陣は基本的に同じで、入れ替えがあるとしたら前の方だろう。

 ただ、初戦で2得点に絡んだ大迫勇也やPK先制弾の香川真司、スプリント56回という驚異の数字を叩き出した原口元気はどうしても外せない。となると、12日のパラグアイ戦(インスブルック)ほどの輝きを放てなかった乾貴士を控えに回すというプランはあり得る。そこに武藤嘉紀を入れてもいいし、原口と武藤を入れ替えるのもありだ。

 2戦目で突破を決めるのと、3戦目までもつれ込むのとでは、その後の展開は大きく変わる。8年前の16強戦士・本田も「2戦目で決めれなかった場合の3戦目の消耗具合は大きいし、そこで突破できたとしてもベスト8を賭けた戦いを物凄く消耗した状態で挑むことになる。そのダメージは非常に大きい。だからこそ、理想論はやっぱり2戦目で決めること。それがホントの意味で上を目指す戦略を立てられる状態になるということ」と語気を強めていた。

 振り返ってみれば、2010年南アフリカワールドカップのパラグアイ戦(プレトリア)に挑んだ選手たちは満身創痍だった。その時と同じ轍を踏まないためにも、今回はできるだけフレッシュな人間を使って勝ち切るべき。コロンビア戦でやや低調だった乾、長谷部などは思い切って外してもいいのかもしれない。そこは西野監督の判断を待ちたいところだ。

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