オーストラリア代表のアンドリュー・ナバウトは肩を痛めている。早期復帰は実現するか【写真:Getty Images】
現地時間21日、ロシアワールドカップのグループリーグ第2節でオーストラリア代表はデンマーク代表と1-1のドローを演じた。
この試合の後半、オーストラリアのFWアンドリュー・ナバウトが右肩を痛めて75分に途中交代を強いられた。そしてベルト・ファン・マルワイク監督は試合後、「彼にとってのこの大会は終りだ」と明かした。
一方、浦和レッズに所属するストライカーは、ワールドカップでのプレー継続を諦めていない。オーストラリア『SBS』が伝えている。
ナバウトは5月上旬のJリーグの試合で右肩関節脱臼を負って、一時帰国して治療に専念し、なんとかワールドカップに間に合わせた背景があった。そして今回も、相手選手との競り合いで着地の際に右手をついて、以前と同じ右肩を痛めてしまった。
ところが試合後には「今はもう大丈夫。痛みはない」と語り、「リハビリをしてみて、どうなるか見てみよう。以前よりも早く復帰して、もう一度プレーできればいい」と早期復帰に楽観的な見方を示した。
肩の脱臼は繰り返すと癖になりやすく、無理なリハビリはリスクになりかねない。それでもナバウトのワールドカップに対する思いは強いようで「僕はいつも心にポジティブな考えを持っている。リハビリを早く十分にすれば、どんなことも起こりうる」と大会中の復帰に意欲を見せた。
オーストラリア代表は2試合を終えて勝ち点1の獲得にとどまっているが、グループリーグ最終節まで決勝トーナメント進出の可能性を残している。現地時間26日に行われる予定のペルー代表との最後の戦いまでに、ナバウトは万全の状態を取り戻すことができるだろうか。
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