日本代表の岡崎慎司【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間21日、ロシアワールドカップ・グループリーグH組第2節のセネガル戦に向けて練習を行った。
コンディション面に不安が見られた岡崎慎司だが、19日に行われたグループリーグ初戦のコロンビア戦では途中出場を果たすなど、順調に回復しているようだ。
「痛みはないんで。ただ色んなところをもともと痛みながらやってる部分もあったんで、もちろんそうやってスタートしてるし、もう出た時にはそういうことは忘れながらやるっていうところで、その時その時、たぶんシチュエーションが違ってくるんで。ただそういう途中から出た時に自分が何をすべきとか整理するって癖も一応、ついてるつもりなんで、まあ先発で出ても、途中から出ても、自分が出た時にやらないといけないところっていうのは整理できてるかなと思います」
その視線はすでにセネガル戦に向いている。アフリカの強豪と対戦する上でポイントになる部分を問われた岡崎は「見ている選手も、やった選手もいっぱいいるので、今一番自分たちがやりづらいというか、コロンビア戦は自分たちが数的優位のなかでやれて、しかも間、間に入って後半なんかは疲れてきて、フリーで受けれる場面があったと思う。次の試合は待ち構えながらプレスを掛けてきたり、むしろ前から2トップが頑張ってプレッシャーを掛けてきたりするチームなので。
それで、個人能力も高いチームなんで、取ったあとに狙いを持ってやってくるとなると難しい試合になるのは間違いないですけど、それでも戦い方に自分たちは、1つしかないってわけじゃないので。前回のコロンビアは10対11になっても冷静に落ち着いてボールを回してってなったけど、相手がそういう風に来たら自分たちが裏を取って、裏返しにできるっていうサッカーもできるし。そのために準備してきた部分もあるので。だから、自分たちが勝ち上がるために必要なものを出せるチャンスなのかなって」と述べる。
背番号9と対峙することになるのは、世界屈指のCBカリドゥ・クリバリと196cmの身長を誇るサリフ・サネになりそうだ。
「サネとかやったことがあるし、マインツのときは裏を取った経験もしているので。ただ、その選手たちだけじゃない。(イドリッサ・)ゲイェとか、セカンドボールを拾ってくる選手なんで。そういうところでなかなか中盤にスペースがない場面もあると思うので、そういうところを自分が出たときは、助けができればいいかなって」と話す。
コロンビア戦では途中出場となった岡崎だが、セネガルとの一戦ではゴールという結果を残してもらいたい。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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