香川真司【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップ・グループリーグH組第1節・コロンビア戦から一夜明けた20日、日本代表は練習を行った。
コロンビア戦で先制のPKを決め、2-1の勝利に貢献した香川真司。4年前とは全く違う感情が込み上げてきたと言う。
「コートジボワール戦で負けた日の夜の方がやっぱり非常に厳しかったんでね。一転、勝った日の夜はどうなんだろうと思ったんですけど、そこまで喜ばしいと言ったらヘンですけど、冷静でした。1勝しただけなんで、今日から切り替える意味で次に目を向けていきたい」
自身ワールドカップ初得点を記録したが、浮かれてはいない。「そういうのは多分、自分が引退したら感じることなんじゃないかなと。たとえばブンデス優勝した時もそうだったし、年が経ってそのことに浸ればいい」と冷静だ。そして、香川は「次も勝ちたい、もっといいサッカーしたいって気持ちの方が強い」と意欲的だ。そのためにも「しっかり準備したい」と述べる。厳しい戦いが続くことを覚悟している。
「やはりこれからもっとタフな戦いが続くし、次の相手はまた11対11で戦わなきゃいけない。やはりもっとタフだなと思っています。ましてやコロンビア相手にも10対11でこういう戦いになるってことは、やっぱりそう簡単には勝てないんだなと改めて感じた。上に行くって気持ちを、もっともっと出していきたいなと」
勝利を引き寄せる先制ゴールを挙げても香川は落ち着いている。目指すのは自身のゴールではなく、チームとしての結果だからだ。日本の10番はセネガル戦に向け、すでに気持ちを切り替えている。
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