イラン戦でのアジズ・ブハドゥズのオウンゴール【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップでは、過去の大会と比較すると異例なほどのハイペースでオウンゴールが多発している。大会の4分の1あまりを終えた時点で、早くも大会記録まで「あと1点」となった。
今大会ではこれまでに5点のオウンゴールが決まっている。15日のモロッコ対イラン戦では、後半アディショナルタイムの95分にモロッコのFWアジズ・ブハドゥズがオウンゴールを入れてしまい、イランが1-0の劇的勝利を収めた。
フランス対オーストラリア戦では、当初MFポール・ポグバの得点とされたフランスの決勝点が、その後DFアジズ・ベヒッチのオウンゴールに訂正された。ナイジェリアのMFオゲネカロ・エテボ(クロアチア戦)、ポーランドのDFチアゴ・チョネク(セネガル戦)、エジプトのDFアーメド・ファティ(ロシア戦)もそれぞれオウンゴールを記録した。
全64試合中17試合を終えた段階でオウンゴールは5点。これはすでに前回大会のオウンゴール総数に並ぶものだ。
過去のワールドカップでオウンゴール数が最多だったのは1998年フランス大会で、計6点だった。今大会であと1点オウンゴールが生まれれば、早くもその数字に並ぶことになる。
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