大迫勇也は値千金の決勝ゴール以外でもチームに貢献した【写真:Getty Images】
現地時間19日、日本代表はロシアワールドカップのグループリーグ初戦でコロンビア代表に2-1の勝利を収めた。
この試合で決勝点を奪ったのは、FW大迫勇也だった。ブラジルワールドカップではノーゴールに終わっていた男が、4年間の成長を証明する一発を叩き込んでコロンビアの息の根を止めた。
開始3分でコロンビアのMFカルロス・サンチェスが退場となった場面でも、きっかけとなったシュートを放ったのは大迫だった。これだけでも貢献度の高さは明らかが、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた理由がよりわかりやすいデータが公式記録から見えてきた。
大迫はコロンビア戦で5本のシュートを放ち、そのうち3本をゴールの枠に飛ばした。そしてそのうち1本が日本にとっての決勝点となった。
この「枠内シュート3本」という数字は、「コロンビア」のチームが全体で記録した枠内シュート数と全く同じだった。コロンビアは日本相手に8本のシュートを放ち、1本は枠外に、4本はブロックされ、3本を川島永嗣が守るゴールの枠内に飛ばしていた。
ワールドカップ史上初めてアジアが南米を破る歴史的大金星の裏には、ブンデスリーガで揉まれてスケールの大きなストライカーに成長した大迫の多大な貢献があった。
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