フットボールチャンネル編集部が予想する日本代表のコロンビア戦スタメン
日本代表は19日、ロシアワールドカップ初戦でコロンビア代表と対戦する。
監督交代から約2ヶ月。短い準備期間ながら西野朗監督は選手たちと共に着々と準備を進めてきた。果たして、最も重要な初戦で西野監督はどのような11人を送り出すのだろうか。
GKは川島永嗣か。パフォーマンスは安定しているとは言い難い。東口順昭、中村航輔も実力では劣っていない。だが、硬くなることも予想される一戦目。指揮官は経験値で2人を圧倒する川島に託すのではないか。
4バックは左から長友佑都、槙野智章、吉田麻也、酒井宏樹。酒井宏は出遅れていたが、少しずつ状態を上げてきた。マルセイユで印象的な活躍を見せており、その力は海外組トップクラス。何もなければ彼はスタメンだろう。
ダブルボランチは柴崎岳と長谷部誠。柴崎にはセットプレーのキッカーとしても期待がかかり、鋭い縦パスで攻撃陣を操りたい。中盤で強度のある守備ができるかは心配だが、効果的なショートカウンターを狙うには彼の存在が必要だろう。
注目はトップ下の人選。パラグアイ戦では香川真司が質の高いプレーを見せた。ただ、本田圭佑はワールドカップ2大会続けて初戦でゴールを奪うなど、圧倒的な勝負強さを誇る。どちらがスタメンに名を連ねるかは気になるところだ。
フットボールチャンネル編集部では乾貴士、香川、原口元気という2列目になると予想する。乾と香川の元セレッソ大阪コンビはパラグアイとのテストマッチでは流麗な連係を見せ、彼らの関係性は日本の希望だ。親善試合とワールドカップでは全てのレベルが異なり、あの時のような自由はないだろうが、彼らに活路を見出してもらうしかない。日本代表で輝けていない香川には、10番としての仕事を果たしてもらいたい。
1トップは岡崎慎司か。右足の状態が心配されるが全体練習に復帰。ボールを使った練習もこなしており、出場できると予想する。西野ジャパンはここまで、コロンビアとの初戦のために準備してきたといっても過言ではない。そのチームに岡崎が登録を変更されずに残っているということは、出場の目処がついたからではないか。香川との相性も良く、10番を活かす働きが期待される。
パラグアイ戦で勝利したことで、チームは良好な雰囲気のままワールドカップ初戦を迎える。ただ、あの試合のいいイメージをそのまま持ち込めば、コロンビアに蹂躙されるだろう。レベルが数段階上がることを肝に銘じてピッチに立ちたい。死に物狂いで挑み、勝ち点を奪えれば大成功だ。
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