スウェーデン代表のヤンネ・アンデション監督【写真:Getty Images】
【スウェーデン 1-0 韓国 ロシアワールドカップ・グループリーグ F組第1節】
ロシアワールドカップのグループリーグ初戦が18日に行われ、グループFの韓国代表はスウェーデン代表に0-1で敗れた。
試合を決定づけたのは、またしてもビデオアシスタントレフェリー(VAR)だった。後半、キム・ミヌのペナルティエリア内でのファウルを見逃さず、主審はVARの助言を受けてスウェーデンにPKを与えた。そして、そのPKが決勝点となった。
初戦の白星と勝ち点3を手にしたスウェーデンのヤンネ・アンデション監督は「忍耐が必要だった。最初の10分はこちらの陣内でプレーされていたが、我々はシステマチックにうまく戦えた」と試合内容への手応えを語った。韓国『スポータルコリア』などが伝えている。
前半は0-0で終え、後半も決め手に欠く展開が続いた。「前半が無得点で終わって心配し、後半も解決できないのではないかと思っていた」と述べたアンデション監督だが、「我々は後半にチャンスを作って、PKも獲得した。VARがその役割を果たした」と、テクノロジーの貢献を称えた。
17日にドイツがメキシコに敗れ、グループFは早くも波乱が起き始めている。スウェーデンも決勝トーナメント進出の難しさを理解し、韓国戦を最重要と位置づけて万全の準備を整えてきたようだ。アンデション監督は、自分たちの試合へのアプローチを誇った。
「我々は(韓国について)1300本の動画を分析し、20分にまとめたものを選手たちに見せた。本当にたくさんの試合を見て、結果的に、彼らが背番号を変えてきたとしても選手たちのことを理解できていた」
韓国代表はワールドカップで対戦する国々を惑わすため、直前のテストマッチで各選手の背番号をシャッフルしていた。その努力はスウェーデンの徹底した分析の前には意味をなさなかったのかもしれない。
【了】