ネイマールはスイス戦で何度も苦悶の表情を浮かべてピッチに転がった【写真:Getty Images】
実はリオネル・メッシより、ネイマールの方が止められないのか? 米『CBS』などが興味深いデータを紹介している。
現地時間17日に行われたロシアワールドカップのグループリーグ初戦、スイス戦に出場したネイマール。ブラジル代表のキャプテンマークを巻いた背番号10は、90分フル出場した中で10回のファウルを受けた。
この「被ファウル10回」は、2002年の日韓ワールドカップ以降で最多の記録だという。過去最多は1998年フランスワールドカップのグループリーグ初戦・チュニジア戦に出場した、イングランド代表FWアラン・シアラーが受けた「11回」だ。
つまりネイマールはここ20年のワールドカップで最も多くのファウルを受けた選手ということになる。対戦相手から見れば、ファウルでなければ止められない怖さを持った選手と言えそうだ。
なお、サッカーデータサイト『Whoscored.com』によれば、ロシアワールドカップにおけるデータを参照すると1試合での被ファウル数は10回のネイマールが最多で、8回のナイジェリア代表MFオグヘネカロ・エテボ、6回のフランス代表DFリュカ・エルナンデスとサウジアラビア代表DFムハンマド・アル・ブライクと続く。アイスランド戦で不発に終わったメッシは90分で4回のファウルを受けていた。
激しいフィジカルコンタクトやPK判定の多さが目立つ今大会。この後も歴史に残る名勝負が生まれる中で、新たな記録がどんどん生まれていきそうだ。
【了】