王者ドイツ、黒星発進…【写真:Getty Images】
【ドイツ 0-1 メキシコ ロシアワールドカップ・グループリーグF組第1節】
現地時間17日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグF組第1節で、ドイツはメキシコに0-1で敗れた。前回王者の黒星スタートという波乱が起きているが、過去の大会を見ると、珍しいことではないかもしれない。
2014年ブラジルワールドカップでは、前回王者のスペインが初戦のオランダ戦を1-5で落とした。スペインが優勝した2010年南アフリカ大会では、2006年王者のイタリアがパラグアイ戦で1-1と引き分けている。前回優勝国が初戦で白星を逃すのは3大会連続だ。
それでも、やはりドイツの黒星スタートは波乱である。ドイツがワールドカップ初戦を落とすのはこれが2度目。1度目は西ドイツとして出場した1982年のことで、相手はアルジェリアだった。
さらに、ドイツはワールドカップ初戦で7大会連続勝利を飾ってきた伝統があるだけに、メキシコ戦の結果は驚きと言えそうだ。
直前のテストマッチで不安を残しても本番には合わせてくる印象が強いドイツ。今大会は何かが違うのだろうか。
【了】