レアル・マドリーのカリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】
元スウェーデン代表のFWズラタン・イブラヒモビッチは、レアル・マドリーのFWカリム・ベンゼマがフランス代表に選ばれていないのはおかしいと主張している。
フランス代表として前回のブラジルワールドカップに出場するなど、通算81試合に出場して27ゴールを記録しているベンゼマ。だが2015年11月に同じフランス代表のMFマテュー・バルブエナを恐喝した容疑で逮捕され、代表チームでの活動停止処分を下された。
処分は解かれたが、ディディエ・デシャン監督はその後もベンゼマを招集してはいない。フランスで開催されたEURO2016に続いて、今回のワールドカップに向けても復帰の議論はあったが、結局選ばれることはなかった。
だがイブラヒモビッチは、ベンゼマはフランス代表に必要だったと主張。「ベンゼマが代表にいないのは普通ではないと思う」と、フランスが初戦のオーストラリア戦を終えたあと『beINスポーツ』に語った。
「彼は世界最高の選手のひとりだ。チャンピオンズリーグで優勝し、マドリーでプレーしているが、サッカーとは関係のないことでチームから外れている。彼がこのチームに不要だと決めたのであれば、ベンゼマではなく監督がいなくなるべきだ」とデシャン監督を批判している。
オーストラリア戦では楽ではない戦いを強いられたフランスだが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の判定などの助けもあって2-1の勝利を収めた。デシャン監督はこのまま結果を出し続け、選択の正しさを証明できるだろうか。
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