日本代表の原口元気【写真:Getty Images】
ロシアに到着した日本代表は現地時間16日、ベースキャンプ地のカザンで練習を行った。
原口元気は「やるべきことを1つ1つやってますし、本当に細かなところをやっているので、だんだん本番に近づいてるなって感じです」と19日に行われる初戦のコロンビア戦に向けていい準備ができていると話している。
ロシアワールドカップも3日目を迎えたが、オーストラリアやイランなど、日本と同じアジア勢は守備の部分で大健闘していた。とくに豪州は、フランスという強豪相手に我慢強く戦い、あと一歩のところまでレ・ブルーを追い詰めている。
原口も「もちろんイランも、オーストラリアもだいぶ低い位置でブロック作ってたし、それも1つのやり方であって、時間帯によって日本もそういう時間帯は必ず来る。その中でも今、ある程度トライしているパラグアイ戦の良かった部分とか、前から行く、はめに行く部分をすごく意識してやっているので、時間帯による使い分けは大事になるなと思うし、引いてただ守り続ける一辺倒じゃなくて、僕らはチャレンジしたい部分もある」と話している。
さらに同選手は「相手も必死に1対1じゃなくて1対2を作ってきたりとか、あれだけ能力ある選手が本当になかなかいいプレーが見れてないというか、クリスティアーノ(・ロナウド)とかは別でしたけど。なかなかどの試合もね、難しそうな試合が続いているので、僕らは本当にクリスティアーノがいるわけじゃないから、1人が本当に走って、差を埋めてかなきゃいけないし、その部分で勝らないと勝てないだろうなとは思ってます」と述べる。
コロンビア相手にボールを持たれる時間が長く続くことが予想されるが、その点にストレスを感じて前に出過ぎてしまうと、逆にやられてしまうケースも多い。
その点、ストレスを感じずにやろうという意識を共有できているかと問われた同選手は「もちろんワールドカップがどういうものかとか、コロンビアがどういう相手かっていうのはよく知ってる選手がいますし、そういう選手の意見ももちろん聞きながら、僕らがこう戦いたいってだけじゃなくて、冷静に考えて経験をした選手の意見も聞きながらやってます。そこにストレスはたぶん感じずに慌てずに、やれるんじゃないかなと思います」と話す。
日本代表は19日に初戦のコロンビア戦を迎える。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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