終了間際OG弾でイランが白星スタート【写真:Getty Images】
【モロッコ 0-1 イラン ロシアワールドカップ・グループリーグB組第1節】
現地時間15日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグB組第1節で、イランはモロッコと対戦し、1-0の勝利を収めた。
アフリカ最終予選6試合で無失点だったモロッコと、アジア最終予選10試合で2失点だったイランの対戦。立ち上がりはモロッコが押し込み、イランがたえる展開となった。
ボールを奪ってからのカウンターという形で攻撃のリズムが出てきたイランは、前半の終盤に決定機。アズモンが抜け出して決定機となるが、シュートはGKに止められた。
後半も試合は拮抗したまま、0-0が続く。イランはモロッコの攻撃にうまく対応し、ほとんど危険な場面はつくられなくなった。
70分を過ぎると負傷もあって両チームとも交代カードを切り、試合に動きが出てくる。80分にはモロッコが先制点に迫る。ジイェフが強烈なシュートを放つも、GKの好守に阻まれて得点にはならない。
同組の残り2チームがスペインとポルトガルであることを考えると、どちらもこの試合で勝ち点3を取っておきたい。その気持ちを前面に出して戦うが、互いに守備の集中も切れない。
それでも後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。左サイドの深い位置からFKを得たイラン。ゴール前に鋭いクロスを入れると、モロッコは途中出場のブハドゥズがヘディングでカットする。これがゴールに吸い込まれてイランが先制した。
これが決勝点となり、イランは1-0で勝利。イランにとっては20年ぶりのワールドカップ白星となった。
【得点者】
90+5分 0-1 オウンゴール(イラン)
【了】