崩壊進むスポルティングCP【写真:Getty Images】
崩壊進むポルトガル1部のスポルティングCP。ついに、契約解除を求める選手が9人になった。14日にポルトガルメディア『ゼロゼロ』が報じている。
事の発端は先月15日、タッサ・デ・ポルトガル決勝のアヴェス戦に向けて選手たちがトレーニングを行なっていたアルコシェテの練習場に、マスクを被って顔を隠したフーリガン約50人が侵入し選手やスタッフを襲撃。バス・ドストは頭部を裂傷し、GKルイ・パトリシオやロドリゴ・バッタグリア、ウィリアム・カルバーリョ、ジョゼップ・ミシック、マルコス・アクーニャなども傷を負っている。
この事件後、クラブに対して契約解除を申し出る選手が続出。ルイ・パトリシオ、バス・ドスト、ブルーノ・フェルナンデス、ウィリアム・カルバーリョ、ジェルソン・マルティンス、ダニエル・ポデンスの6人が退団意思を表明していた。選手襲撃事件だけでなく、クラブの会長が公に選手を批判していたことも一因にある。
同メディアによると、新たにロドリゴ・バッタリア、ルベン・リベイロ、ラファエル・レオンの3人がクラブに契約解除を求めたという。これで、現在までに合計9人が退団意思を表明したことに。この中にはロシアワールドカップに選出されている選手もいるが、その全てが契約解除を要求した。
【退団意思を表明した選手】
ポルトガル代表GKルイ・パトリシオ(今季公式戦56試合に出場)
ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス(今季公式戦56試合に出場、16得点20アシスト)
ポルトガル代表MFウィリアム・カルバーリョ(今季公式戦38試合に出場、1得点2アシスト)
アルゼンチン人MFロドリゴ・バッタリア(今季公式戦57試合に出場、3得点3アシスト)
ポルトガル代表FWジェルソン・マルティンス(今季公式戦52試合に出場、13得点13アシスト)
オランダ代表FWバス・ドスト(今季公式戦49試合に出場、34得点7アシスト)
ポルトガル人FWダニエル・ポデンス(公式戦20試合に出場、8アシスト)
ポルトガル人FWルベン・リベイロ(今季公式戦41試合に出場、4得点6アシスト)
ポルトガル人FWラファエル・レオン(今季公式戦22試合に出場、13得点5アシスト)
【了】