日本代表の酒井高徳【写真:Getty Images】
ロシアに到着した日本代表は現地時間14日、ベースキャンプ地のカザンで初練習を行った。
「非常に建物なんか、僕自身は二度目で、一度目は観光は特にしていなかったんですけど、やっぱりヨーロッパは国々、違うなっていう印象は受けるし、非常に建物はおしゃれというか、もっと殺風景という話を聞いていたので。そんなこともなく、非常に活気づいている感じのする町並みだったし、宿舎や施設も整っていて、キャンプする上で集中できる環境なんじゃないかなって思います」と酒井高徳はロシアの印象についてこうコメントしている。
12日に行われたパラグアイとの一戦では久しぶりに左サイドバックとして先発出場を果たした同選手。「自分は右も左もって言っていたなかで、左の選択肢も万が一のときに準備できているよ、って見せられたと思う」と確かな手応えを得ているようだ。
それに加え勝利という結果も付いてきた。酒井はこうした状態でロシア入りできたことで、チームが上調子になることへの期待感を抱いている。。
「勝つっていうのはチームを変える薬だし、サッカーっていうのは思いもしないところのスイッチでチームが激変すると思うので、そういった可能性を少しでも引き出してくれた結果かなって思う。みんながポジティブな気持ちになれたと思うし、僕ら自身も良くなっているっていう気持ちがあるし、パラグアイがどうこうだったっていう話も聞きますけど、それ以前に、そういう試合をちゃんとしたっていうのが大事。
やろうと思えば、こっちだって相手に飲まれたり、リズムが合わせられないこともあり得るわけで、その中で、しっかりとしたモチベーションでやりたいことをやる、ワールドカップの期間中の大事な試合だっていう、一人ひとりの気持ちの持ちようが、ああいう試合になったと思うので、そこはチームとしてできたことを更に、もうちょっとできたことをもっと良くするっていうところを追求していければなって」と話している。
日本代表は19日、グループリーグ初戦のコロンビアとのゲームに挑む。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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