アンドレ・ヴィラス・ボアス氏がレアル・マドリーの新監督に?【写真:Getty Images】
ジネディーヌ・ジダン監督が電撃辞任したレアル・マドリーは、来季に向けて新監督探しに奔走している。
スペイン紙『マルカ』によれば、新たな候補者として、昨年限りで中国の上海上港を離れて現在無所属のアンドレ・ヴィラス・ボアス氏の名前が挙がっているという。
ヴィラス・ボアス氏は昨年11月に上海上港の監督を辞任した後、レーシングドライバーにまさかの転身。今年1月には世界一過酷とも言われるダカールラリーにトヨタのドライバーとして参戦するも、砂丘を走るステージで腰を痛めて第4ステージで途中棄権していた。
サッカーの指導者としては選手としてのキャリアがないにもかかわらず、若くしてポルトをリーグ優勝に導く実績を残すなど“ミニ・モウリーニョ”と呼ばれたこともあった。その後はチェルシーやトッテナム、ゼニト・サンクトペテルブルクの監督を歴任し、2016年からは中国の上海上港を率いた。
2016年には将来的な日本での指導にも関心を示す発言を残すなど、新たな挑戦に意欲的な40歳の指揮官は、チャンピオンズリーグ3連覇中の世界的名門を率いることになるのだろうか。他の候補者にはチェルシーのアントニオ・コンテ監督や、クラブOBのフェルナンド・イエロ氏、同じくOBでマドリーの下部組織を指導するグティ氏などの名前が取りざたされている。
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