ワールドカップ【写真:Getty Images】
ワールドカップの歴史上「最大の番狂わせ」だと考えられる結果は、アメリカがイングランドを下した1950年大会の試合だという。米データ会社「Gracenote」が計算により算出したとして『CNN』などが伝えている。
ブラジルで開催された1950年大会では、優勝候補の一角と言われたイングランド代表が、アマチュア選手を中心としたアメリカ代表に0-1で敗戦。「ベロオリゾンテの奇跡」と呼ばれている。
Gracenote社ではワールドカップの各試合について、試合前の時点でデータに基づいて想定される両チームの勝利確率を算出。アメリカがイングランドに勝利する確率は「9.5%」だったとされている。
史上2番目の番狂わせは、2010年大会初戦でスイスがスペインを破った試合。想定されるスイスの勝利確率は10.3%だった。3位には1982年大会でアルジェリアが西ドイツを破った試合、4位には2006年大会でガーナがチェコを破った試合、5位には1950年大会でウルグアイがブラジルを破った「マラカナンの悲劇」が続いている。
ワールドカップでの衝撃的な結果といえば、2014年大会準決勝でドイツがブラジルに7-1の勝利を収めた試合が記憶に新しい。だがスコアは別として、ドイツが勝利する確率は「22%」だったと算出されているため、番狂わせのランキング上位には入っていないという。
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