スイス代表が2-0で日本代表に勝利【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間8日にスイスのルガーノでスイス代表との国際親善試合を行い、0-2で敗れる結果に終わった。
ロシア・ワールドカップ本大会前のテストはこの試合を含めて残りわずか2試合。前回のガーナ戦で感じさせた不安を払しょくしたいところだったが、内容的にも結果的にも深刻な状況をより浮き彫りにする試合となった。
スイス代表にとっては、ワールドカップ前の最後のテストとなった試合だった。この勝利により今年に入ってから3勝1分けと好調を維持して本大会に臨むことができる。
しかし、スイス側にとってもこの試合から得られた収穫は必ずしも大きなものではなかったかもしれない。スイス紙『オルトナー・タークブラット』は、「プレー的には、結果が表すほど全てが素晴らしかったわけではない」「スペクタクルはどこに?」とこの試合について伝えている。
試合については「全体的にゆっくりとしたリズム」と記述し、スイスがある程度良いプレーを見せたことを評価しながらも、どこか物足りなさを感じたという論評。その理由として、「日本はスイスを困らせるには弱すぎた」と述べられている。
単なる「スパーリングパートナー」として招かれた相手ではなく、日本代表もワールドカップに向けた準備中であることを考慮すれば、「それ自体は良いこと」とスイス紙。だがスイス側にとっては日本は歯ごたえのない相手だと感じられたようだ。
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